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まえがき | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
もし、あなたが社長なら・・・ もし、あなたが一国一城を任された責任者なら・・・ もし、あなたがプロの営業マンなら・・・ もし、あなたが優秀な総務担当なら・・・ 知っていて損はないことを今からお話ししたい。 損はないが得もしないのかもしれない。そう思われるあなたは、お茶でも飲みながら軽い気持ちで読んでいただくのが良い。 でははじめたいと思う。 はじめに・・・ あなたがある場所へはじめて出向く機会があったとしよう。 そして、仮に後々その場所の第一印象を誰かに伝えなければならないとする。 さて、あなたならどんなことに注意を寄せるだろう。 訪問した場所が大会社の自社ビルであれば、天井の高いロビーにちょこんと座っている受付嬢の対応の善し悪しや、ピカピカに磨かれた硝子、壁石等であろうか? ドアを開けるとすぐ顔が見えるビルの一室の貸事務所なら、来客に気づいてくれるまでの時間や整理整頓の是否? はたまたそこがランチやショッピングのために入ったいわゆるショップなら、照明の明暗、空間の使い方の得手不得手?エスコートのさりげなさ・・・等々であろうか? いずれにせよ、第一印象と言われるとまず自分をいっぱしの客だと迎えてくれる“人”と“ムード”の優劣を表現しようとしないだろうか? ウチはそんな上辺じゃなくて、中味(商品)で勝負しているという諸兄がいると思う。 しかし、“商い”をしている以上、少なからず悪い“感じ”より良い“感じ”を持ってもらいたいと願うのは当然の欲求である。 義務とさえ言って良い。 「どう“感じ”るか」 そう。この“人”と“ムード”が演出する“感じ”こそが中味(商品)の良さを何倍にもひきたててくれる。 今さらお前に言われなくてもわかっている。 その通りである。当たり前のことなのだから。 しかし、残念ながら首をかしげることが実際少なくない。 仕事がらこうしたはじめての場所に出入りする機会が多い。 私たちが訪問する段階では、この「どう“感じ”るか」を少しでもプラスに転じようとしている方々なので、あまり悪くは言えない。 しかし、正直悲惨な場合も多い。 約束して訪問しているにも関わらず、的を射ないタライ回し・・・。雑然とした資料の山の合間に妙にチカチカ目に入るパソコンの林・・・。縦一列背中合わせに並んだ机から出たご主人様不在の椅子が、まるで切り立った渓谷のように行く手を阻む・・・。先客が口にしたままの麦茶のコップが置きざりにされた応接室・・・。プロである私たちが見ても、何が植わっていたのか判断に迷う程朽ちた植物・・・etc。さすがにビルメンテナンス業が充実した昨今、廊下やトイレ、室内の床はゴミひとつなくピカピカにも関わらずである。 まぁ、ここまでひどいことは稀であるにせよ、自分の家ならもう少し気を遣っているだろうと思わせられることが少なくない。 そしてもうひとつ、こうしたウェルカム、リラックスのための良い“感じ”演出のお手伝いを永年してきた私たちの偽りなき本音は・・・ その“空気”の“悪さ”である。 普段から緑に囲まれて仕事をしているおかげで、過敏になっていることもあるやも知れない。しかし、長時間ビルの中で仕事をする時など、正直頭痛がしたり、咳が出ることさえある。 「そんな大げさなぁ。騙されないよ。お前の言うことなんかに・・・。」 そう言われる方は、ここでこのレポートを読むことをやめていただいて一向にかまわない。 ただ我慢できない程じゃないが、どうも職場にいると疲れが早い、イライラしがち、目がチカチカする・・・という社員、従業員が一人でもいるという方・・・。これからお話しすることがその原因のひとつかもしれない。 そして、この空気がもととなって、来客したお客様にも潜在的に悪い印象を与えているとしたら・・・。 お茶をつぎたして読み進んでもらいたい。 |
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